
こんな風に考えたことがある愛煙家は多いんじゃないでしょうか。
中々タバコを吸ってる立場だと見えにくいものもあるんですが、「非喫煙者になったことで分かったその嫌われる理由」についてズバリ解説していきたいと思います。
タバコが嫌われる6つの理由
1.タバコってマジで臭い
個人的には一番衝撃だったポイントです。
なんてタバコを吸ってる人は思いますよね?
実際に僕もタバコを10年以上吸っていましたがずっとそう思ってました。なんなら自分にとっては「安心できる匂い」くらいに感じてました。
だけどタバコって喫煙者が思ってるより何十倍も(下手したら何百倍も)臭いんですよ!
これはガチです。喫煙者からすると、普段ずっと嗅いでるんで麻痺しちゃって気づけないだけなんですよね。
- かなり臭い人の足の臭い
- 排泄物系の臭い
- ドブ系の臭い
銘柄にもよるんですけど、臭いの種類とかレベル的には本当にこんな感じです。
しかも後にも臭いが残る

近くでタバコを吸われた時の「瞬間的な臭い」はもちろん嫌です。
しかしさらに最悪なのが、その臭いが残ってしまうという事なんですよね。
部屋で吸われると当分は部屋全体が臭いままです。しかも多少離れてようがこっちの服にまでバッチリ臭いは残ります。
女性だと、その長い髪にもネットリとその嫌な臭いがこびりつくことに。
普段せっかくキレイに手入れしたり匂いに気を使っていてもこれでは台無しです。
よくあるスプレータイプの消臭アイテムを使ったところで、多少はマシになりますが全然残ってしまうんですよね。
タバコを吸ってた頃は自分の服がタバコ臭いなんて、
- 雀荘に行く
- 喫煙者だらけのカラオケでオールをする
くらいよっぽどの空間にいなければ気づきもしませんでした。
だけど非喫煙者からしたら、ちょっと吸っただけでも一発で分かるんです。
「タバコを吸った瞬間だけでなく後にも残ってしまう」というのは、臭いの面においてさらに非喫煙者に嫌われる理由だと思います。
タバコの臭いについては別記事でもさらに深く考察しています。

2.副流煙による健康被害
やっぱりこれは大きな理由の一つでしょう。
「タバコには有害物質が多く含まれていて、健康にかなりの悪影響がある」というのはタバコを吸う人も当たり前に知ってますよね。
副流煙においてもそれは例外ではなく、しかも「燃焼温度が低い・フィルターを通さない」という事もあって主流煙より何倍も有害であることが分かっています。
これもタバコを吸ってる身としては、
なんて思っちゃいます。これは全体的に喫煙者の健康意識が低いことも理由の一つですね。
しかし非喫煙者からすれば、
と感じます。まあ考えるとこれってとても当たり前な意見ですよね。
また自分のこともそうですが、「小さい子を持つ親御さん」にとってはやはり人一倍気にするポイントではないでしょうか。
健康志向の高まり
さらに近年の健康志向の高まりも後押ししています。
「普段から食べものに気を遣ったり、積極的に運動したり……」といったように体への意識が高い人が増えているんです。
そういう人からすると特に副流煙による健康被害は見過ごすことができないでしょう。
せっかく普段気をつけていても、それが副流煙によって台無しになると思うとガッカリしちゃいますよね。
3.タバコって煙たい
煙が目に入ると痛いので、自然とタバコを吸う時には目を細めたり風向きを考えたり工夫すると思います。(無意識ですが)
だけどもちろん周りの人だって目に入ると痛いです。
風向きが悪くてガッツリ煙がこっちに来ちゃうと、当たり前ですが目にしみます。
また僕はけっこう鼻が敏感らしくて、くしゃみが出ますw これはそうじゃない人も多いでしょうが、当てはまる人も一定数いるんじゃないかと。
臭いや健康被害に比べるとまだカワイイものですが、それでも嫌な部分だと言えます。
4.マナーの悪い人が目立つ

もちろんマナーが良い人も多いです。
しかし一部のマナーがなってないクズども(失礼、少々言い過ぎました)が悪目立ちしてしまうので、全体的に「喫煙者=マナーが悪い」という目で見られがちです。
- 禁煙スペースで吸う
- 人の多い場所での歩きタバコ
- ポイ捨て
- 妊婦や子供の側で吸う
- 当たり前の顔でタバコ休憩を取る
他にもたくさんありますが、空気が読めない自己中心的なスモーカーはマジで迷惑です。
これは同じ喫煙者もそう思っていることでしょう。しかもこれ、非喫煙者になるとさらにそう思いますからね。
こういう幼稚なスモーカーが悪目立ちしていることは、かなり大きな理由だと感じます。
5.生理的にイヤだ
タバコが生理的に嫌って人は多いでしょう。
- 偉そう
- オラついてるイメージ
- ナルシスト
- 冷たそう(特に女性スモーカーはこう見える?)
この点は先ほど紹介したマナーの悪さも影響してるでしょうね。
なんとなくこれらの負のイメージがあるので、条件反射的に「喫煙者が嫌い」と感じる人もいるかもしれません。
6.時代の違い

これはかなり大きなポイントでしょう。
厚生労働省が作成する最新たばこ情報によれば、昭和40年ごろの喫煙率はなんと男性で80%以上だったそうです。
僕は全然生まれていない頃なので詳しい当時のことは知りませんが、ほとんどの男性が吸っていたというこの数字には驚きですよね。
そこからも平成13年までの喫煙率は50%以上と、半分以上の男性はタバコを吸っていたようです。タバコを吸わない男性の方が珍しかったという事になります。
それが今では20%台にまで減少しているんです。
「昔はタバコを吸うのが当たり前だった時代」だったので、周りの人も慣れていたんでしょう。
いや、慣れていたというと語弊があります。嫌な人は当時も多かったと思いますが諦めていたんでしょうね。
しかしスモーカーが少数派となった現在ではそうはいかなくなりました。
嫌なこと・おかしいと思うことを、大多数を占める非喫煙者が我慢する道理はなくなったわけですから。
「時代が変わったことで問題が表面化した」というのは昔と比べてタバコが嫌われるようになった理由の一つに間違いないと思います。
※参考:調査自体は厚生労働省が行ったものではなく、「日本専売公社、日本たばこ産業株式会社による調査」によるものです。
なぜタバコは嫌われるのにお酒はスルーなの?

嫌煙の話になるとよく引き合いに出されるのがお酒です。
という意見。
日本が「お酒に対して寛容な国」であるのは間違いないとは思います。外国では路上で飲むのが違法だったり、そもそも飲酒自体が禁止な国もあるくらいですから。
たしかにお酒にも落とし穴はあります。
- 飲み過ぎると健康に悪い
- 飲酒運転
- アルコール中毒
- 臭い
- 酔っ払いがうざったい(笑)
このように問題挙げることが出来ますし、特に飲酒運転などは周囲にも被害を与えますから絶対に起きてはいけないことです。
ただしお酒の場合は、ルールを守ってさえいれば他人に迷惑をかけるケースはタバコより少ないんですね。
酔っぱらって絡んだりめんどくさくなる……というのは人によりますし、そもそも「適度に飲めてないからだ」という事が言えます。
健康面に関しても飲まない方が良いでしょうが、他人に直接的な関係はありません。
これがタバコの場合だと記事の中でも紹介した、副流煙による健康被害という圧倒的なポイントが一緒にいるだけで存在します。
アルコールより強烈な臭いというのもそれに続く理由かもしれませんね。
まとめ

以上、「タバコが嫌われる理由」についての紹介でした。
喫煙者には残念ですが、これからも嫌煙は続きます。むしろ加速していくはずです。
無条件で「非喫煙者>喫煙者」という目で見られるような時代になりつつあることを、あなたも感じてるんじゃないでしょうか?
この機会に、一度真剣に禁煙について考えてみるのもイイと思います。
僕も10年以上吸っていたタバコをやめて1年以上が経過しますが、「やめてよかった」と心の底から思ってます。
気づきにくいですが他にもタバコのデメリットってたくさんあるので、タバコをやめれば考えているよりずっと良いことがありますよ♪

それでも、
という人はせめてクールな吸い方を心がけたいですね。吸う際の気づかいや心配りで印象はかなり変わるものです。
