
こんな疑問を抱いたことはないでしょうか。
言われてみると、なんとなく喉には悪そうな気がしますよね。それでは喫煙がもたらす声への影響について見ていきましょう。
タバコによって声がかすれる可能性は十分ある

結論から言うと、タバコによって声がかすれる可能性は十分にあります。
タバコの煙に含まれる有害物質が、声帯を刺激して炎症を起こす事があるからです。
この炎症などの異常が「声を出すときの振動」に影響を与える事で、かすれ声の原因になってしまうんですね。
さらにタバコの煙は肺や気管支にも負担をかけます。
この事で咳や痰(たん)の原因になることも、ガラガラ声になったりうまく声が出なかったり……ということにも繋がってしまうでしょう。
じゃあIQOS(アイコス )ではどうなの?
ではIQOSなど流行りの加熱式タバコではどうでしょう?
IQOSではタールや一酸化炭素などは紙巻タバコに比べて抑えているようですが、有害物質が含まれてないわけではありません。
やはりIQOSなどの加熱式タバコでも声に影響を与えてしまうと言えます。
と思うかもしれませんが、この点も微妙な所です。
なぜかというと、ニコチンに関してアイコスではどれくらい含まれているのか記載されていません。(紙巻タバコには記載がありますよね)
だから、
「ひょっとしたらニコチン量は普通のタバコより多いんじゃない?」という噂も出ていたり。また実際に、
という人も現れてます。
IQOSなど加熱式たばこの場合は、紙巻きたばこと違って基本的に「ホルダー」を使います。使い捨てではありません。
このホルダーの手入れが十分でないとホルダー内部の汚れなども原因となって、喉への悪影響を助長する可能性もあると思います。
だから一概に、「 IQOSの方が紙巻きたばこより声への影響は少ない」とは言えなそうです。
タバコによって声がかすれないための対策は?
では「タバコ(紙巻・加熱式)による声への被害を防ぐ対策」はあるんでしょうか。
紹介したように、タバコを吸ってる間は必ず「のど(声帯)や肺・気管支」に有害物質によって負担がかかります。
この点については、残念ながらタバコを吸わないこと以外では解消できません。
というわけで禁煙する・タバコをやめるという事が一番なんですが、
という人も多いですよね。
そこでタバコ以外からくる喉(声帯)への負担を減らすことについても見ていきましょう。
1.お酒による負担を減らす

お酒も喉には良くありません。
とはいえ、飲み過ぎた次の日にしゃがれ声になる「酒焼け」というのは実は迷信のようです。
驚くことにアルコールが直接的に声帯に与える刺激は、医学的には確認されていないそう。
この、しゃがれ声の原因を「酒焼け」、つまり「アルコールで声帯が潰れた」と信じている人は少なくないかもしれません。
ところが、こうした一般的に思われている「酒焼け」という言葉は、実は、医学的見地から見ると、存在しないものなのです。
「NIKKEI STYLE」より引用
アルコール度数の高いお酒を飲んだりすると、胃や喉が焼けるような感覚があるので僕も最近まで普通に信じていました……。
しかしそうではなく、水分が鍵になるようです。
- アルコールによる利尿作用
- アルコールの分解に大量の水分が必要
ということで水分が失われるため、喉の乾燥を引き起こしてしまうことが原因になるんですね。
2.喉の乾燥を防ぐ
ではその乾燥について。
喉が乾燥することによって免疫力が低下します。そうなると細菌に感染するリスクも高まるので、炎症を起こしやすくなってしまうんですね。
また潤いが少ない状態では、発声などによる物理的な刺激にもやはり弱いといえるでしょう。喉が傷つきやすい状態です。
先ほどアルコールには喉の乾燥を引き起こすと紹介しましたが、これらの理由から「お酒が喉(声)に悪影響を与える」ことがわかりましたね。
そしてお酒以外からも乾燥には注意が必要です。
- 冬場の空気
- 夏でもエアコンや扇風機
- いつも口が開いてる
- 口呼吸
冬場はもちろんですが、いろいろな要因から季節問わず乾燥するケースは存在します。
部屋が乾燥していれば加湿はやっぱり大切ですね。加湿器があればもちろん一番ですが、なければ洗濯物を部屋干しすることもできます。
タオルを何枚か干すだけでも少しは違うはずです。
また「こまめな水分補給」や「マスクを活用する」ことも忘れてはいけません。
飴をなめたりガムを噛んだりということで、唾液の分泌を促すこともできます。
また普段から口が少し開いていたり、口呼吸が癖になっている人は口の中全体が乾燥しやすいです。
口をしっかり閉じて鼻呼吸ができるように意識して練習しましょう。
3.喉の使い過ぎに気をつける
喉を使い過ぎてもやはり炎症が起きてしまいます。
カラオケで歌いまくって、声がガラガラになった経験は誰しもあるんじゃないでしょうか。
歌い過ぎはもちろん、喋り過ぎでも喉には負担が掛かります。普通に話していれば中々起きませんが、接客業や営業などでは可能性がありますよね。
普段から歌ったり話したりすることが多い人は、しっかりと喉のケアをしておくべきです。
腹式呼吸を上手に使って、喉にかかる負担を減らすこともできますね。
4.喉も老化する

なんと! 驚くことに喉も老化するんです。
- 喉を使う筋力の低下、柔軟性の低下
- ホルモンバランスの乱れ
- 年齢
上記のような事が引き金となって喉が老化すると、食べ物を飲み込みにくくなったり、声が低く(高く)なったり、声がかすれたり……
この喉の老化を防ぐためにはある程度使うことも大切になります。
たった今「喉の使い過ぎに注意」という話をしましたが、使わな過ぎても喉を動かす筋肉が衰えたり固くなってしまうからです。
これは僕もそうなんですが、普段パソコン仕事だったり人と関わる機会が少ない人は意識して使ってあげないといけません。
「使い過ぎず使わな過ぎず」
やっぱり全てにおいてそうですが、バランス良くが一番というわけですね。
そして喉の老化にはタバコも大きな原因となります。喫煙によって血行が悪くなる・活性酸素が増えるといったデメリットのためです。
残念ながらタバコはこんなところでも悪さをしていました。
5.花粉の影響
花粉症は喉にも影響を与えてしまいます。
鼻や目はもちろんですが、驚くことに「喉からも花粉」が入ってきてアレルギー症状を出してしまうからです。
さらに花粉症による鼻水も、のどが炎症を起こすきっかけとなります。花粉は基本的に一年中飛んでいるので、花粉症の人は対策が必要ですね。
なるべく鼻呼吸をするように……と言いたいところですけど、これは花粉症の人には難しい相談だといえます。
特に花粉のひどい時期にはマスクを着けるのが一番かもしれませんね。
まとめ

タバコや IQOSなどの電子タバコは間違いなく声に悪影響を与えます。
「かすれ声(しゃがれ声)やガラガラ声、低くなる、枯れる」
といった様々な症状を引き起こしてしまいます。
対策として一番はやはり「タバコを控えること・禁煙すること」ですね。タバコを吸う以上はどうしても喉に負担が掛かってしまうので。
という人は記事内で紹介した、
- アルコールを控える
- 乾燥対策
- 喉を適度に使う
- 花粉対策
この4つのポイントに気をつけてなるべく喉への負担を減らしていきましょう。
素敵な声というのも魅力の一つですからね♪
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「女性スモーカーなら一度は気にしたことがある疑問」について詳しく答えているので、タバコを吸う女性は参考にしてみてください♪
