
「気がついたら足を組んでる」
「いつのまにか体がねじれてた」
日常生活でこんなシーンはありませんか?
このような歪んだ姿勢を続けることは、本格的な体の歪み(骨格の歪み)に繋がってしまいます。
この悪循環を断ち切るために、日常で歪みやすいシチュエーションを把握しておくことはとても大切です。
ぜひチェックして、歪みが出やすいシーンに備えておきましょう!
体が歪む原因となりやすい5つのシチュエーション
1.運転中

運転中はかなり癖が出やすいシチュエーションです。
- 一人の空間なのでリラックスしている
- アクセルにもブレーキにも右足ばかり使う
このようなこともあって、歪んだ姿勢を取りやすくなってしまいます。
ヒマになっている左足が開いたり、体重がかかり過ぎたりしないように意識しましょう。
ハンドルを片手で操作する人にも注意が必要です。片方の肩だけ極端に内側に入ってしまいますからね。
そして「背中や腰、お尻にかかる体重」が左右均等であるか意識してみましょう。意外と片側に重心が偏ってしまっている人が多いはずです。
運転する時間が長い人にとっては、車内でのゆがみを正すことはとても効果的だと言えます♪
2.立っている状態

電車を待っている間や、レジに並んでいる間などの「単純にただ立っている状態」というのも歪みが起きやすいシチュエーションです。
これは誰にでも「軸足・利き足」というものが存在するためですね。
という人は、「ボールを蹴る方が利き足・そうでない方が軸足」と覚えておきましょう。
基本的には、軸足側に体重がかかり過ぎている人が多いです。
また反対の利き足側はヒマになるので、
- 膝を軽く曲げてみる
- 大きく外に開いてしまう
というケースもよく見られます。
上の写真のように足をクロスするパターンも多いですね。重心を左右均等に乗せることができればかなり歪みは起きにくくなります。
また、荷物を持つ腕にも気をつけましょう。
利き手をどうしても使いやすいんですが、気づいたときは反対側の腕で持つように心がけたいですね。
3.デスクでの作業中

デスクワークの人は特に気をつけたいシチュエーションです。
パソコンの位置
まずパソコンの置く位置はかなり重要です。
- きっちり真正面に置けているか
- モニターの高さは合っているか
- キーボードとの距離は合っているか
しっかりとこの3つを確認してみてください。
パソコンを置く位置が左右にずれると、体の向きも一緒にずれてイスにかかる体重が偏ってしまいます。
またモニターが低過ぎると常に下向きで作業することになるため、「ストレートネック」の原因に。
目線より高い位置にあるともちろん首が疲れてしまいますが、低くなり過ぎないように注意したいですね。
キーボードとの距離も適切でないと、肩が上がる原因となります。
ノートパソコンの場合などある程度仕方ない部分もありますが、できる範囲で調節してあげてください。
疲れ方も違うので作業も捗るはずですよ♪
書き仕事
パソコン作業に限らず、書き仕事をする際でも同様です。
利き手側に作業物が寄ってしまうケースが多いです、しっかり真正面での作業を心がけましょう。
またそもそも机やイスの高さが合っていないということも考えられます。(パソコン作業でもこれは同じですが)
机を使って作業する人は、ぜひ一度見直したいポイントですね。
4.寝ている時

睡眠中は無意識に動いてしまうので、正確には寝るときの体勢ですね。
「仰向け・横向き・うつ伏せ」あなたはどんな体勢で寝ていますか?
うつ伏せはNG
たまにうつ伏せで寝る人がいますが、うつ伏せは一番NGな体勢です。
この体勢だと顎や腰にかかる負担がとても大きくなります。腰痛を引き起こしたり、顔周りに変な筋肉がついて顔が大きくなる原因になってしまうんですね。
さらにいえば首の寝違えやすさもNO.1です。
うつ伏せで寝ている人は今日からやめるようにしましょう。
仰向け
ということで、寝る際には仰向けか横向きがおすすめの体勢です。
ちなみに筆者であるユウハル的に一番おすすめなのは「仰向け」です。
左右のバランスも崩れにくく、体にかかる負担も少ない体勢だといえます。
ただし起点となる腰には負担がかかりやすいので、腰痛持ちなど腰に不安がある人は横向きの方が良いかもしれません。
仰向けに寝る際のポイントは、「顎の高さと股関節の開き方」です。
顎の位置が低くても高くても首に負担がかかってしまいます。ストレートネックの人は顎が下がりがちなので注意しましょう。
- 自分に合った枕を選ぶ
- 顎の高さを調節する
この2つのポイントを意識して、首にかかる負担を減らしてあげてください♪
またせっかく仰向けに寝ても、「股関節を開きすぎる・内側に入り過ぎる」というのはゆがみが増える原因になってしまいます。
意識して開きすぎないよう、閉じすぎないようにしてみましょう。
特に片足だけが極端に開いたり閉じたりする人は注意が必要です。
横向き
先ほど紹介したように「腰に不安のある人や、仰向けが寝づらい人の場合」は横向きでもOKです。
寝ている間は下になっている側の腰に負担がかかりやすいので、悪い方の腰を上にするといいですね。
ただし横向きから起き上がる際には反対なので注意が必要です。
この時には上になっている側の腰に大きな負担がかかります。(重力に逆らって体を引っ張り上げないといけないため)
起き上がる時には悪い方の腰を下にしてから起き上がるようにしましょう。
という人の場合は、ゆがみ対策のために日替わりで寝る方向を入れ替えるようにしたいですね。
また腕枕をしたり、片足を立てたりすると歪みの原因になるので気をつけましょう。
5.リラックスしている時

- 仕事から帰って過ごす時間
- 家のことが片付いてリラックスできる時間
実は一番ゆがみが出やすいシーンでもあるので注意が必要です。
骨格や筋肉にゆがみがあると、その歪んだ状態が一番楽な状態になってしまいます。つまり、
という時ほど楽な体勢を取るので、ゆがんだ姿勢になりやすいんですね。
だらしなく座ってしまったり、寝転がってテレビやスマホを見たりしていると歪み一直線です。
そもそも「寝転がって何かをする」というリラックス方法は一番の悪手です。片肘をついて頭をのせてテレビを見たり、顎で頭を支えてスマホを見たり……
最悪に体に負担がかかりやすく、ゆがみも生まれやすい姿勢です。
疲れていてダラダラしたい気持ちは分かりますが、寝転がるのではなくイスやソファーでリラックスする習慣を身につけましょう。
これはダイエット面においても効果的です♪

まとめ

以上、日常で体の歪みの原因になりやすい5つのシチュエーションでした。
ゆがみを解消するためにはトレーニングやストレッチも有効ですが、日頃の意識がとても大切になります。
今回紹介したシチュエーションでは特にゆがみに繋がりやすいので、意識して正しい姿勢をとるようにしたいですね。
正しい姿勢に関してはこちらの記事を参考にしてみて下さい♪
