
左利きに憧れたことってないですか?
僕は小さい頃に「なんかカッコいいな~」と思ってこっそり練習してた時期がありました。
大人になってからはさすがにこういう人は少ないかもしれませんね。しかし実はこういった左手を使う練習ってゆがみの矯正にかなり役立つんです!
左手を使う練習のメリットとは
さっきから「左手」と言ってますが、要は利き手と反対側の手ですね。
右利きの人が多数なので左手と言ってますが、左利きの人は逆サイドの「右手」ということです。
※これからの文章も右利き目線での書き方をしてます。左利きの人は右左を入れ替えて読んで下さい。かたじけない。
では気を取り直して。
利き手が存在することで、どうしても使い方が偏ってしまいます。
- 箸を持つ
- 文字を書く
- ボールを投げる
- お茶碗を拭く
こういった複雑な動作は利き手側でしか行いませんよね。
「すぐそばの物をとる・手を挙げる」といった簡単な動きですら、つい反射的に利き手側を使ってしまいます。
この結果として肩周りや腕の筋肉は右側の方が発達してしまうんですね。しかも発達するだけでなく、同時に疲労で筋肉も固まってしまうことに。
このことは「肩の高さが左右で違う・顔のゆがみが生じる……」といった様々なアンバランスを引き起こす原因になってしまいます。
そこで利き手と反対側の左を意識して使う事で、このアンバランスの解消につながるわけです。
実は一流のスポーツ選手なんかも行っている

これは実際にプロのスポーツ選手も行っているトレーニングなんです。
- ゴルフや野球、卓球でのスイング
- バスケットのシュート
- 野球のピッチング
- バレーのアタック
さらには腕だけでなく,サッカーのように脚を使う競技でもそうです。
プロのスポーツ選手の場合は特に同じ側を酷使しやすいので、バランスを取るために意識して反対側のトレーニングをする選手も大勢います。
最近では大リーグのダルビッシュ選手が、左でピッチング練習をすることで話題になっていましたね。
僕も昔整骨院に勤めていた頃、「筋肉や骨格のバランスが悪い社会人の選手」や「部活に熱心な学生」にはこのトレーニングをすすめていました。
つまりそれだけ効果が高い方法なんですね♪
具体的な左手を使う練習法
では具体的にどのように行えばいいのでしょうか。
残念ながらこれは正直おすすめできません。
なぜかというとかなり大変なんですよね、時間と労力が掛かりすぎます。
プロのスポーツ選手を目指す学生なんかであれば、そういったトレーニングもありでしょう。
しかし普通の人が行うと、時間の余裕もないしすぐに諦めるのが目に見えています。
そこで、まずはごくごく簡単なことから始めてみましょう♪
1.とにかく左手で物をとる

- タンスの中から下着を取り出す時
- スマホを取る時
- 食事中に醤油を取る時
まずはこの辺りからチャレンジしてみましょう。
普段右手が埋まっていると左手で取ることもありますが、基本的にはやっぱり右手を使いがちですからね。
かなり単純な動きなので、難易度も低く時間のロスも少なくて済む練習法です。
2.飲み物系もチャレンジしやすい
飲み物系も簡単でチャレンジしやすいと思います。
「コップを左手で持つ・飲み物を左手で飲む」といった動きは特に簡単ですよね。
もう少しレベルを上げるなら、スプーンやストローで混ぜる時なんかも左手を使ってみましょう。
さらにレベルが上がると、「ペットボトルのふたを左手で開ける・ストローを左手で刺す」といった方法もあります。
細かい動きが入るほど難易度は上がっていきますね。
3.掃除系もおすすめの練習法

掃除系も良いですね。
お風呂やトイレでブラシを使って掃除すると思いますが、それを左手でやってみましょう。意外と力の入れ具合やコントロールが難しいものです。
拭き掃除や掃除機をかける際も同様ですね。
これらは「物をとる」といった単純な動きよりは難しいですが、「箸を使う・字を書く」のような複雑な動きに比べると難易度は低いです。
掃除をする時って時間にも余裕がある時なので、多少のタイムロスにもイライラせずに行えるんじゃないでしょうか♪
4.洗面所でのシーンにも
お風呂上がりは左手を使う練習のチャンスです。
まずはバスタオルで体を拭く時に、左手をメインに使ってみましょう。着替える時にもボタンがあれば左手で留めることが出来ます。
歯磨きは少し難易度が上がりますね。
細かい動きが多いので、慣れるまではけっこう大変です。左手の練習にある程度慣れてからの方がいいかもしれません。
特に朝は時間に余裕がないので、チャレンジするなら夜がおすすめです。
5.左手だけでなく左足も使ってみよう

「左手の練習」と言ってますが足に関しても同じことが言えます。
手と同じく足にも利き足というものが存在します。ちなみに一般的にはボールを蹴る方の足が利き足ですね。
大体利き手と同じ側の人が多いはずです。
大人になるとボールを蹴るシーンは少ないですが「階段を登り始める時の足だったり、歩き始めの一歩目」を意識することで練習できます。
そして足の場合には軸足というのがかなり重要な役割を果たします。
これは利き足と反対側の足のことですね。
立ってる時や座ってる時に主に体重を支える役割を持つんですが、軸足側に体重がかかりすぎてる人がとても多いです。
- 人や乗り物を待っている時
- 立って用事をしている時には
どちらに体重がかかっているのかチェックしてみましょう。
普段から均等に体重がかかるように、こまめに意識して調整できるとイイですね。
軸足に重心が偏りすぎている人は、あえて利き足側に体重をかけるくらいでも良いかもしれません。
このポイントに関してはこちらの記事でも詳しく扱っているので、参考にしてみてください♪

左手を使った練習法のポイント
最後に全体的なポイントについて。
基本的には細かい動きが必要なものほど、難易度が高く時間もかかります。始めからそういったものにチャレンジすると、
やる気をなくして継続できません。
まずは「とにかく簡単なもの」から始めるようにしましょう。そして徐々に難易度の高いものにも挑戦していけると良いですね。
また左手トレーニングをしていいのは、失敗しても危険が少ないものだけです。
- 仕事で危険な機械を扱う時
- 車の運転
- コンタクトレンズを入れる
- お尻を拭く
このようなシーンで練習するのは絶対NGです。
失敗した時のリスクはしっかりと頭に入れておきましょう。
まとめ

ゆがみが起こる主な原因は「極端な使い方によるバランスの悪さ」です。
左手を使った練習をすることによって、このバランスを整えることが出来ます。
時間の余裕がある時に、まずは簡単なものからぜひチャレンジしてみてください♪
ゆがみの解消については、こちらの「足裏刺激」もおすすめです。お風呂上がりの習慣にすると嬉しい効果がいっぱいですよ。
