
片足立ちトレーニングには、美容面での嬉しい効果がたくさんあるんです。
今回はその「嬉しい効果」と「正しい片足立ちトレーニングの方法」について詳しく紹介していきたいと思います。
道具&お金は一切必要ないとても簡単なトレーニングなので、ぜひあなたもこの記事を読んで気軽にチャレンジしてみて下さい♪
片足立ちトレーニングによる「ゆがみ&姿勢」への効果

片足立ちトレーニングは「ゆがみの解消&姿勢の矯正」という面において大きな効果を発揮します。
こんな風に思う人もいるかもしれませんね。
- 首が左右に傾いている
- 肩が上がっている、下がっている
- すごく猫背
テレビに出てくる芸能人や、街を歩く他人・職場の同僚なんかでこういう人を見かけた事はあるんじゃないでしょうか。
やっぱりどれだけ美人でもゆがみが多いと魅力が半減してしまいますし、逆に姿勢の良い人・ゆがみの少ない人はそれだけで美しく見えるものです。
しかも後ほど詳しく説明しますが、実はゆがみにはダイエット面でも影響が……
こう聞くとゆがみは美容面においてとても大切なことが分かりますよね。
ではまずは、片足立ちトレーニングがその大切なゆがみの解消に効果的な理由について見ていくことにしましょう♪
1.足の裏にはたくさんのセンサーが

私たちの体の関節や筋肉には「固有受容器(こゆうじゅようき)」と呼ばれるものが存在します。
この「固有受容器」とは体のバランスをとったり、ゆがみを感知したりするセンサーのようなものです。
とても頼れる存在なんですね。
そしてこのセンサーは首や骨盤、そして足の裏に多く存在します。
<センサーが正常に機能している場合>
- 首が傾く・肩が上がるなどゆがみが生じる
- 「この位置は正しくないですよ」と脳に伝える
- 自然とバランスを取ってくれる
<センサーが正常に働けない状態>
- 首が傾く・肩が上がるなどゆがみが生じる
- センサーは働かずに脳へも異常を報告できない
- ゆがんだ状態が当たり前になる
このセンサーの機能が低下する働きはいくつかあります。
その中の一つが「普段の使い方に偏りが出て、足の裏のセンサーが鈍ってしまっているケース」です。
そこで片足立ちトレーニングが効果的にはたらいてくれることになります。
不安定な体の状態を片足一本で支えることは、バランスを取るために足の裏にある筋肉や足の指を総動員させることになります。
その結果として鈍っていたセンサーがはたらきやすくなり、ゆがみをしっかり感知してくれるようになるというわけです。
2.足の筋バランスの調整

そもそもゆがみの原因が足元にあることも少なくありません。
例えば人間の足には軸足と利き足というものが存在します。
という人は、「ボールを蹴る方が利き足・反対側が軸足」だと思ってください。
日常生活においても軸足の方に体重をかけやすくなるので、何気なく立っている状態でも体重のかかり方は均等ではなくなります。
そして足への体重のかかり方が違うと、そのままでは倒れてしまうので上半身でバランスを取る必要が出てきます。
例を挙げてみると、
- 体重が左(足)にかかる
- バランスをとるために骨盤は右へ
- 肩は左に
- 首は右に傾く
といったような感じですね。
つまり足への体重のかかり方が少し違うだけで、そのバランスを取るため全身にゆがみが生じてしまうというわけです。
しかもこの状態が続くことで、支えている筋力自体にもアンバランスが生じます。これがさらにゆがみを加速させる原因になってしまうんですね。
片足立ちトレーニングをすると、普段体重がかかりにくい側の足でもしっかり踏ん張ることができます。
「使えていない筋肉を活性化させたり、崩れていた筋量のバランスを調整する」ことにもつながるんです。
- ゆがみのスタートだった「足への体重のかかり方」が改善
- 骨盤や上半身といった全体的なゆがみも解消
このようなケースはとても多いんですね。
片足立ちトレーニングはダイエットにも効果的

先ほども少しだけ触れましたが、片足立ちトレーニングは嬉しいことにダイエットにも効果的です。
ゆがみの解消に続いて、今度はその気になるダイエット効果について見ていきましょう♪
1.片足立ちトレーニングはカロリー消費になる
まずはカロリー消費の面です。
足の筋肉はもちろんですが、バランスをとるために上半身の筋肉も使うことになります。そのため普通に立っているときよりも当然消費カロリーは多いですよね。
このような「直接的なカロリー消費」というのがダイエットにおける一つ目のメリットです。
【追記】
ちょっと気になる内容を見かけたので追記します。片足立ちの消費カロリーについてです。
なんて噂も流れていますが、さすがにそこまでの効果はないはずです。
- 片足のももを上げる
- 上半身のバランスを取ろうとする動き
- 下半身によるバランスを取ろうとする動き
- バランスを取るために体幹にある深層筋のはたらき
普通に立っている状態と比べると、消費カロリーを増やす要因としてはこんな感じですね。
一見すごく消費カロリーが増えそうにも見えますが、バランスを取る動きというのはそんなに大きい動きではありません。
そのため「がっつり運動するレベルのカロリー消費ができちゃう♪」という訳ではないということです。
そもそも長時間行うものでもありませんからね。
普通に立っている状態より消費カロリーが増えるのは間違いないですが、このあたりは勘違いしないように気をつけてください。
【追記終わり】
2.ゆがみ解消の恩恵
2つ目のメリットは先ほど紹介したゆがみの解消によるものです。
体のゆがみというのは厄介なもので、
- 自律神経の乱れ
- 内臓の下垂
- 血液やリンパの停滞
といったことの原因になってしまいます。
その結果として「基礎代謝の低下・便秘・過食衝動・老廃物を排出しにくくなる」といった、ダイエット面でのデメリットを引き起こすことに。
反対にゆがみが解消することによって、
- 内臓は正しい位置に戻る
- 自律神経の正常化
- 血液やリンパの流れが良くなる
といった多くのメリットが生まれます。
そうなると基礎代謝も上がり、デトックスしやすい体に変化していくことに。
自律神経も安定するのでストレスの軽減にも期待できますし、こうなると嬉しいことだらけですよね。
片足立ちトレーニングの正しい方法

それでは片足立ちトレーニングの方法について説明していきます。
「簡単にできるもの」から「少し難しい上級者向けの方法」まで紹介しているので、まずは一通りチェックしてみてください♪
安全に行うための注意点
まずケガをしないために以下のポイントに注意して下さい。
- 十分スペースが確保できる場所で行う
- 屋内で行う
- 転倒してしまう前に無理せず足をつく
- 入浴直後は避ける
- 食事の直前、直後は避ける
- 体調の悪い日やケガをしている時は行わない
トレーニング全般に言えることですが、「安全に行う」というのが何より大切です。
上記のポイントをしっかりと確認してからトレーニングをスタートしましょう。
A.入門編(難易度☆)
まずは入門編です。
とはいえ全ての片足立ちトレーニングの基礎になる方法なので、しっかりマスターしておきましょう♪
- 裸足になる
- 立った状態で肩幅くらいに足を広げる
- 膝を上げて地面から少しだけ片足を浮かせる
- 呼吸はとめずに30秒キープ
- 終わったら反対の足も同様に行う
ポイントとしては、なるべく良い姿勢で行えるように意識することが大切ですね。
下を向いてしまったり、背中が丸まらないように注意です。
という人は、まずは20秒や15秒といった「自分のできる時間」でスタートしてもらえればOKです♪
B.基本編(難易度☆☆)
入門編と方法はほとんど同じですが、足を上げる高さが変わります。
入門編(3)の「膝を上げて地面から少しだけ片足を浮かせる」を、「膝を腰の高さ(ももが90度の位置になるくらい)まで上げる」に変更しましょう。
これだけで少し入門編より難しくなります。
C.上級編(難易度☆☆☆☆)
上級編はちょっと難しいですよ。
「基本編」を目を閉じた状態で行いましょう。
と思うかもしれませんが侮るなかれ。それだけで難易度はグンと上がります。
危ないので倒れそうになったら無理をせず目を開けて下さいね。
D.番外編
最後に番外編です。
「足を後ろに上げる方法」にもチャレンジしてみましょう。
ポイントとしては、かかとを後ろに上げて膝を90度くらい曲げることです。
膝を前に上げる今までの方法だと、上げる側の足は「太ももの前側やお腹の奥の筋肉」を使うことになります。
つまり主に前側の筋肉ですね。
足を後ろに曲げることで使う筋肉が「ももの後ろやお尻」といった、後ろ側の筋肉にチェンジされます。
バランス良く筋肉を使うために、この後ろVer.も上手に取り入れてみましょう♪
片足立ちトレーニングにおける共通のポイント
トレーニングを行う量としては、基本的には一日1セットでOKです。
- まずは入門編からスタート
- 慣れてきた or 物足りない人は「基本編・上級編」に移行
- 番外編の後ろに上げるVer.は二日に一回程度でOK
こんな感じでチャレンジしてみてください♪
といったように左右差がかなりある人もいると思います。
そういう人は苦手な方の足を1セット増やしてみましょう。これもバランスを取ってゆがみを無くすために大切なポイントですね。
まとめ

片足トレーニングを実践することは、
- ゆがみの解消
- 美容効果
- ダイエット面へのメリット
女性にとって多くの嬉しい効果を発揮してくれます
短時間で行える簡単なトレーニングなので、「普段忙しくて時間のとれない人」や「運動に自信のない人」にとてもおすすめです。
まずはあなたに合った難易度からスタートして、一日1セットを目標に取り組んでみて下さい♪
こちらの「足裏刺激」も合わせて行うとより効果的です。片足立ちトレーニングに慣れてきたら取り入れてみましょう。
