
こういった悩みを持つ同志のために、僕が実践しているイライラしないための思考法や、おすすめのストレスを溜めない方法を紹介していきます。
少しでも同じ悩みを持つ人の助けになれば幸いです。
イライラが止まらない人のための13の思考法
まずはなるべくイライラしないための「考え方」についての紹介です。
共感できる方法やいいなと思う方法から実践してみてください。
1.感情が自分に与える影響を考える
「イライラする」「ムカつく」
といったマイナスの感情はあなたにとって基本的に悪い影響しか与えません。
「怒りをパワーに変える」という言葉もあります。確かにそういう面も存在しますが、その考え方はとても危ういものです。
普段の感情や思考というのは自然とあなた自身を形作っていきます。
たとえ口に出さなくても怒りや悲しみといった感情が多くなることで、どんどん負の感情に彩られてしまいます。
そうなってしまうのはとても悲しいことですよね。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザー・テレサ
性格や人生という大きな物事も、元をたどればささいな感情から始まります。
理想の性格になるために・よりより人生を過ごすために。自分自身をプラスの感情で埋め尽くしてあげたいものですよね。
2.落ち着いた理想のキャラを演じる

ドラマや小説、マンガやアニメ。
大体一人や二人はすごく落ち着いたクールなキャラが登場するはずです。そんなキャラに憧れたことはありませんか? 僕はあります。
「こんな風になれたら素敵なのにな……」なんてよく思っていました。
だからそういうキャラになりきってしまいましょう。本音ではそう思っていなくても、
- あの人だったらこう考える
- きっとこう動く
という風にキャラの気持ちを想像して真似してみるんです。先ほど紹介したように普段の思考や行動はやがて自分自身を作ります。
なりきって、嘘でも演技をして振舞うことでいつしか本当にあなたの一部になってくれるはずです。
もし「そんなキャラいない!」というのなら、まずはそれを探すところから始めてみてはどうでしょう。
3.イライラが止まらないなら「15秒だけ」深呼吸してみる
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉があります。
その時はイライラするかもしれません、しかし時間が経てばほとんどの事ってすぐに忘れてしまいます。
完全に忘れなくても、
なんて時が経過することで思えるはずです。
ということで、とりあえずイライラしそうになったら15秒だけ深呼吸をしてみましょう。
「ゆっくり・大きく息を吸って吐く」ようにします。ちなみに深呼吸には副交感神経という、リラックスさせるための神経を働かせる効果もあるんです。
15秒後にはいくらか気持ちも収まってくれるはずですよ。
4.相手を大切な人に置き換える

- 車が待っていても横断歩道をスーパースロウで渡る人
- 制限速度より極端に遅いスピードで前を走る車
- 改札で切符がなかなか取り出せずに止まっちゃう人
- 前を歩く人がかなりスローペース
冷静な時に眺めてみると大したことないように思えますが、いざ街中で遭遇するとけっこうイライラしがちです。
そんな時は相手をあなたの大切な人に置き換えてみましょう。例えば両親やおじいちゃん・おばあちゃんといった家族。恋人や仲の良い友達、片想いの相手。
想像してみるとどんな気分になるでしょう。
と温かい気持ちになってきませんか? 逆に自分の大切な人がその行為に対してイライラをぶつけられていたらどう思うでしょう。
とてもいたたまれない気持ちになりますよね。今イライラしてる相手にも「その人のことを大切に思ってる相手」はきっといるはずです。
そう考えるとちょっとした事くらい許せそうな気がしてきませんか♪
5.イライラの原因となる相手をほめる
これは特に身近な人に使いたいテクニックです。
ありきたりな言葉ですが「誰にだって良い所はあります」。反対にどんな人にも悪い所はあります。
だからムカつく相手・気になる部分が多い相手に対しても、ほめる事が出来るポイントを注意深く観察してみましょう。
そうすれば相手の良い所が発見できるで、嫌な所にも目がいきにくくなります。そしてその思いって不思議と相手にも伝わるものです。
「ウマの合わない・なんだかイライラする」と思っていた相手の態度も変わるかもしれませんよ。
6.自分が変わる

「人を変える」というのはとても難しいことです。
かなりのエネルギーを使うことになるうえに、それだけの労力を費やしても変わらない可能性が高いです。
それに比べると、自分が変わってしまう方がとても早いし簡単です。
- うるさい人がいれば耳栓やイヤホンをする
- ゴミを捨てた人がいれば自分が拾う
- 作業を忘れている人がいれば代わりにしてあげる
と思う人もいるかもしれませんね。
もちろんその気持ちはわかります。だからと言って、相手を口撃してねじ伏せても何も得はありません。
それどころか相手も譲らずに争いになる可能性すらあります。
自分にだけ全力であればいいんです。その方が結局はあなたのためになるはずです。
くらいの余裕を持てるように心がけたいですね(自戒)
7.イライラしてる人ってどんな風に映る?
周りにも「イライラしている人」って存在すると思います。
そんなイライラしてる人の姿を見た時に、あなたはどんな気持ちになるでしょうか?
- 飲食店で大きな声でクレームをつけている人
- 部下の仕事のミスを怒鳴りつける上司
- 怒りの愚痴をこぼす同僚
なんだかすごく幼稚ですよね。とても情けない姿に映ります。
たしかに怒る理由がそれぞれあるのかもしれません。しかしはたから見るとその姿はとても不快なものです。
イライラしそうになったら周りの人になったつもりで、客観的に自分の姿を見てみましょう。
「人の振り見て我が振り直せ」おっしゃる通りです。
8.許されるために許す

気が短い人は完璧主義者に多いようです。
だから少しの失敗や他人の間違いが「許せない」んですね。恥ずかしながら僕はこれが当てはまります。
他の記事でも書いたことがありますが、悪い意味での完璧主義者なんです。
しかし、人間なんて不完全な生き物です。どんなに優れた人間でもミスをしますし、100%の支持率も有りえません。
そのことに気づかずに日頃から、
というスタンスでいると、いざ自分が失敗した時に許されなくなってしまいます。
自然と「失敗できない」という思いも強くなるので、プレッシャーもとてつもないことになります。これではあなたもいずれ潰れてしまいます。
そもそも僕たちは、色んなことを許されてきたからこの場所にいられるんじゃないでしょうか?
迷惑をかけられた時は「お互い様」という心を忘れないようにしてあげたいですね。
そうすることであなた自身も救われるはずですから。
9.全ては価値観
人それぞれ価値観は違います。
そのため完璧な正解というのは存在しません。自分が「良いことだ・正しい」と思ってることでも、実は周りの認識とズレてるケースって多いものです。
僕らはついつい自分の考えが一番正しいと錯覚してしまいがちです。
だけどそうじゃありません。そして自分の価値観を人に押し付けるのはハッキリ言って悪です。
他の人の考え方や行動を常に尊重できる人でありたいものですね。
10.とりあえず肯定してみる

今の価値観の話にもつながることです。
イライラが止まらない人の傾向としては頭が固くなってしまってるので、「自分が正しい!」と思いがちです。
そのせいで人の話や行動を、つい否定しがちになってしまいます。
そこであえてどんな物でもとりあえず肯定するという練習をしてみましょう。
と思えることも、とにかく理由をつけて頭の中で肯定してみるんです。
- 車が飛び出してきたのは、事故の渋滞に巻き込まれて大切な商談に遅れそうなのかも
- 今日あの人がミスばかりするのは体調が悪いのかも
- 上司が八つ当たりしてくるのは、自分の事が好きだからかもw
否定ではなく肯定から入るくせをつけることで、少し頭を冷やす時間も作れます。
変な先入観をなくすための練習にもなるはずです。
11.モラルは自分と身近な人だけ
こんな感じで、世間の良くない行為につい物申したくなります。
実際に口にしなくても、とてもモヤモヤしますよね。だからって世を憂いて全ての事に腹を立てていたらキリがありません。
身近な仲間には教えてあげるべきですが、それ以外では変に気にし過ぎないようにしましょう。
そういう人もいますからね。そう思わないとあなたの心と体がもちません。
12.適当さを身につける

良い意味での大雑把さを身につけましょう。
- 「まあいいや、それくらい」
- 「人のすることだしな」
- 「そんなに大したことじゃない」
実際に後から冷静に考えてみると、あれってそこまで怒るようなことか? という内容も多いはずです。
良い意味での大雑把さを持つために、上記のフレーズを意識して口に出してみましょう。
13.相手にするのはもったいない
「豚に念仏猫に経(ぶたにねんぶつねこにきょう)」ということわざがあります。
書いて字の通りで、豚や猫にありがたい話をしても意味がわかるはずないからムダであるという意味ですね。
先に言っておくとこの考え方はあまり褒められた方法ではありません。
すごく閉鎖的な考え方になる危険があるからです。その相手の事を完全に諦めるわけですからね。
ただし世の中にはどう考えても理解できないような行動をする人は存在します。そういう人に出会った時の「最終手段」としてはこの考え方は役にたつかもしれません。
どうしても気持ちの整理ができない時だけに使用しましょう。
イライラが止まらない人におすすめな7つの対処法
続いてはイライラが止まらない人への「思考法以外でおすすめな対処法」です。
かなりストレスに関係するものなので試してみてください♪
1.睡眠面からアプローチ
体調とメンタルはかなり密接に関係しています。
誰だって体の調子が良いと気分も良いものです。反対に風邪をひいていたり体調が悪かったりすると人にも優しくできません。
そこで「睡眠」を改善してみましょう。
睡眠時間が満足にとれていないと、疲れがとれずに慢性的に体がつらい状態です。
まず睡眠不足の人は意識して睡眠時間を増やしましょう。できれば7~8時間は寝るようにしたいですね。
時間だけでなく「質」も大切なポイントです。
寝る前のテレビやスマホいじりなんかも原因の一つで、睡眠時間が足りていても眠りが浅く疲れが取れない人は大勢います。
工夫することで量だけでなく質も上げていきましょう。方法はこちらの記事にまとめてあるので参考にしてみてください。

2.ストレッチをしよう
同様に体の痛みやコリといった不調もイライラを引き起こす原因になります。
そこで「日々のストレッチ」を日課にしてみるのもおすすめです。
体にとって仕事や家事の負担は大きいものです。どうしてもご飯を食べて寝るだけだと回復が追いつきません。
かと言って仕事や家事の量を減らすことは中々困難です。
だから、「負担を減らすより回復の量を増やしてあげよう!」というわけですね。
ストレッチは体の疲れをとるのはもちろんですが、副交感神経というリラックスする神経にも作用するので一石二鳥です。ぜひお風呂上がりのストレッチを習慣にしてみて下さい。
リラックスできて先ほど紹介した睡眠にも良い影響を与えてくれますよ♪
3.空を見上げる

「屋外&天気の良い日限定の方法」です。
この条件が整っているのなら、イライラしそうになったら青空を見上げましょう。どこまでも続く澄み渡った青空は一瞬で心を穏やかにしてくれます。
なんか空が壮大過ぎるせいで、イライラするのがバカらしく思えちゃいますよ。
https://suteki-diet.com/blue-color/
4.現実と理想のギャップを埋める
これは根本的な問題かもしれません。
たとえば何か良いことがあって、すごく満たされている状態なら些細なことは気になりにくいですよね。
しかしとても嫌な事があった日は、ちょっとの事でもブチ切れモードになってしまいます。
こうして考えてみると、イライラしやすいのは普段の生活に満足できてないことも原因の一つなのかもしれません。
- 仕事やプライベートを充実させるためにもっとがんばってみる
- 逆に現状の良い点や幸せも見つめ直してみる
理想と現実のギャップを埋めることはとても大切な気がします。
5.定期的にストレスを解消しておく
普段からなるべくストレスを解消しておきましょう。
ストレスが溜まってるとその分キレやすくなっちゃいます。今の話と通じる部分もありますね。
言うなればストレスってグラスに入った水のようなものです。限界までたまると溢れて器の外にこぼれてしまいます。
普段からストレス(水)をこまめに外に出しておくことで、心(グラス)に余裕を持つことができるはずです。
自分じゃ気づきにくいですけど、ちょっとした事でもストレスって積み重なっていくものですからね。
おすすめのストレス解消法についてはこちらの記事で紹介しています。あなたに合った解消法を知っておいて、定期的にストレスを発散できるといいですね♪

6.笑顔の練習をしてみる
日常生活を送る中で、気づいたときには笑顔でいるように心がけてみてください。
- 朝起きて顔を洗う時に鏡の前で
- 車を運転してるとき
- 家事をしながら
笑顔を作ると、不思議と楽しい気持ちになってきます。
実際に幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを分泌する効果があるなど、化学的にも肯定的な意見が多くありますからね。
僕も気づいた時にはなるべく笑顔を作るように心がけてますが、笑顔でいると心が広くなったような気さえしてきます。
思い出した時には笑顔を作るようにして、一日の中で笑っている時間をどんどん増やすようにしたいですね♪
7.怒らないルールを作る
イライラが止まらない人は「怒らないルール」を作ってみましょう!
と思った方はダメですよ、とりあえず肯定から入りましょう。
これは「怒らないルール」を作って一日の中でどれだけ出来たか評価するというものです。
毎日三段階で評価してとりあえず一週間続けてみます。
- 月曜日 △
- 火曜日 ○
- 水曜日 ×
こんな感じに簡単なものでOKです。
そして机の上に紙を貼ったり、手帳や携帯のメモアプリに必ずチェックします。一週間が終わったらまた一週間……
続けていきながら「先週よりできた」「今週はできなかった」ちょっとだけ反省してみましょう。
そうしていくことでなるべく怒らないようにという意識が普段から働いてくれます。
ただし携帯のメモに残しておく場合はずっと残しておくと見づらくなります。
そこで「○ → 5点・△ → 3点・× → 0点」といったように、点数化して週ごとに合計してみましょう。
その合計点だけを残しておけばスッキリしますし、比較もしやすくなると思います。
この方式だと一週間の満点は35点ですね。
これは僕が自分で考えたとても画期的な方法なんですが、ここまで読んでくれたあなたには特別に無料で使わせてあげましょう!笑
まとめ

長い記事でしたよね、大変おつかれさまでした。
偉そうにこんな記事を書きましたが、これは僕自身がとても悩んだテーマです。
「イライラが止まらないグランプリ」があれば確実に上位入賞できるレベルの人間でしたからね。そして現在はというと……
ギリギリで予選を通過する位のレベルです。
ハッキリいうと簡単には人は変われません。いきなり完璧にできるなら苦労しないんです。
でもそれでも進むんです。
失敗しながら努力するんです。
結局はそれが一番の近道なんです、そうすることで少しずつ変わっていくしかないんです。
だから心にゆとりのある素敵な人間になるために、ちょっとずつ意識を積み重ねていきましょう。
そうすれば少しずつでも確実に変化は起こります。だから一緒にがんばりましょう♪