
という人は多いと思います。
でも定期的に整体院に通うのは、時間もお金もかかるので大変です。そこでおすすめなのが今回紹介する足裏刺激です。
「家で自分で出来てお金もほとんどかからない優秀な方法」なので、ぜひ覚えて実践してみてください♪
足裏刺激がゆがみに効果的な理由

まずは足裏刺激がゆがみに効く理由を紹介します。
実は足の裏には「固有受容器(こゆうじゅようき)」と呼ばれるゆがみセンサーが多く存在します。
ちょっと考えてみましょう。
- 立っている時
- 歩いている時
- 走る時
足の裏はずっと地面に接していますよね。
だから「倒れないようバランスを取るため」に、足の裏にセンサーが付いているのは言われてみれば当然のことです。
このセンサーを足裏刺激でメンテナンスできる
しかしこのセンサーは機能低下を起こすことがあります。
- 足の裏の筋肉が疲れて固くなる
- 運動不足で足全体がしっかり使えていない
このような状態になってしまうと、足裏のセンサー機能も衰えてしっかり働けなくなってしまうんですね。
こうなると体のゆがみも感知できなくなってしまいます。
そこで足裏を刺激することで、「固くなった筋肉をほぐす」「眠っている機能を目覚めさせる」ということが可能になるんです。
これが足裏刺激がゆがみに対して効果的な理由です。
その他の足裏刺激がもたらす嬉しいメリット

ゆがみの解消はもちろんですが、足裏刺激には他にも嬉しいメリットがあります。
しっかり足の指を使うようになることができるので、足全体を使って正しい歩き方がしやすくなります。これは外反母趾にも効果的ですね。
自分ではなかなか気づきにくいかもしれませんが、歩き方が変な人ってけっこう悪目立ちしてしまいます。
反対にしっかり足全体を使って歩けている人は、とても美しいしカッコイイです。
さらに足裏刺激は冷え性にも効果的です。
女性の場合だと、
- ただでさえ筋量が少ない
- ヒールなどを履く機会が多く足全体が使えていない
という原因が重なって、血流が悪くなり足先はとても冷えやすくなります。
「足裏刺激で血行を良くしたり、足の指を使いやすくすること」は冷え対策にもバッチリだと言えます。
足裏刺激の方法
では具体的な足裏刺激の方法を紹介します。
大きく「5つの手順」に分かれていますが、ぜひ実際にあなたの足で試しながら読んでみてください♪
1.足裏をほぐしていく

足つぼの場合だと「反射区」というツボのようなものを利用します。
しかし今回はゆがみを直すことが目的なので、この反射区に関してはあまり気にせず行っていきます。
まず足裏は疲れが溜まりやすい土踏まずを中心に、
- 外側
- 内側
- 指の付け根
までしっかり足全体をほぐしていきましょう。
この時マッサージする指は親指を使います。そして片手だけでなく両方の親指を使います。
写真のように「上の親指は付け根に軽く添え、支えるだけ」でOKです。
また同じ指ばかり下にすると疲れてしまうので、意識してどちらの指も使うようにしてみましょう。
2.足の指も刺激していく

実は「足の指の裏側や横側についている筋肉」はかなり疲れやすい部分です。
足裏だけでなくこの足の指もしっかりとほぐしていきましょう。
<指の横側>
- 親指を軽く立てる(手)
- 指の腹より少し爪に近い方を当てる
- こするイメージでマッサージをする
※片手でしようとすると難しくなるので両手の親指を使いましょう。
<指の裏側>
- 手を軽くグーにした状態で親指だけ少し開く
- その状態から親指と人差し指を使って足の指の根本を挟む
- (このとき親指は「足の指の背側」・人差し指は「足の指の裏側」)
- 人差し指を足のつま先側にすべらせるようにしてマッサージ
※人差し指の第一関節の側面(親指側)を使ってほぐすイメージです。
どちらも少し硬い部分が当たるので圧が入りやすくなります。
強さ的には気持ち軽めで行うくらいがちょうどいいかもしれません。けっこう痛いと思いますので。
後述しますが足の指をマッサージする場合は特に、「オイルやクリームを使う or 靴下の上から行う」方が摩擦が減ってやりやすいです。
3.背面もほぐしていこう

続いては背面ですね。指と指の間をマッサージしていきます。
こちらは親指を使って足裏の時よりも軽い力で行いましょう。指圧というより、「指を動かしながら優しくほぐしていく」というイメージがいいでしょう。
4.ストレッチ

背面をほぐしたら次はストレッチに入ります。
ストレッチと言っても簡単なものなのですぐに出来るはずです
写真のように「足の指の間に手の指を入れた状態」で行っていきます。この指を入れた状態から4つのストレッチを行っていきましょう。
- ゆっくり開いて15秒キープ
- 足の指を背面側に伸ばして15秒キープ
- 足の指を反対側に伸ばして15秒キープ
- 足の指全体をぐるぐる回す
※いずれもゆっくり行うこと
5.フィニッシュ
最後に仕上げです。
「足の親指の付け根(裏側・少し土踏まずより)と踵」をトントントン……と軽く握った拳で刺激しましょう。
回数は30回を目安に。
重心が前や外側に片より過ぎている人が多いので、こうやって刺激することで正しい重心を意識しやすくなります。
足裏刺激におけるポイント
それでは最後に足裏刺激における全体的なポイントについて見ていきましょう♪
タイミングはお風呂上がりに

足裏刺激のタイミングはお風呂上がりがベストです。
入浴後は筋肉もほぐれた状態で行えるので、力もあまり必要なく効果も出やすいというメリットがあります。
反対に「食前や食後」は避けるようにしてください。
必要な血液が分散されるので消化不良を起こしやすくなってしまいます。
強さには注意

刺激する際の強さには注意が必要です。
「足の疲れがひどい人や普段上手に使えていない人」の場合は、刺激する際にけっこう痛いかもしれません。弱すぎても効果は出にくいんですが無理は禁物です。
痛気持ちいくらいのレベルで刺激するようにしましょう。また、
- 普段あまりマッサージをしない
- 強く刺激し過ぎた
こういうケースでは、次の日に反応でダルくなったり痛みが出るケースもあります。
もし反応が出てしまったら、痛みやダルさが収まるまで刺激しないようにしてください。
最初の内は無理をせずに、様子を見ながら「気持ち軽め」で行っていきましょう♪
できればオイルを使って刺激しよう

オイルやクリームを使うと滑りが良くなってマッサージしやすくなります。
特に足の指部分はこするように筋肉をほぐすので、「乾燥やひび割れがひどい人」には使うことをおすすめします。
お風呂上りの保湿にもなるので、そうでない人も余裕があれば活用するといいかもしれませんね。
オイルを使用する場合には手でこするようにして少し温めてから使うのがポイントです。
※当たり前ですが、オイルもクリームも必ずマッサージ用の物を使用しましょう。
一回の時間は10分程度を目安に

一度に長く刺激するのも、次の日に痛みやダルさが残る原因になります。
最初のうちは手順の確認で時間がかかるかもしれませんが、慣れてきたら両足合わせて10分くらいがちょうど良い時間だと思います。
あとは疲れのたまり方や、マッサージの慣れ具合などに合わせて調整してあげましょう♪
足裏刺激の後は水を飲むようにしよう

足裏を刺激することで血行が良くなり、老廃物が巡りやすくなります。
水分をしっかりとることで老廃物を排出しやすくなるので、いつもより意識して水分を摂るようにしましょう。
老廃物を出すにはやっぱり「水」が一番良いですね。苦手な人はお茶でもOKです。
ただしジュースやお酒の量を増やしても効果はあまりないので注意してください。
足裏刺激にレッツトライ♪
以上が足裏刺激の方法になります。
もし「マッサージの方法がわかりにくい・なんだかやりづらい」という部分があれば、あなたなりの方法にアレンジしてもらって全然OKです。
ただしその際にも、なるべく体に負担がかからない方法というのは意識しておきましょう。
- 自宅で一人で出来る
- 短時間で出来る
- 嬉しい効果がいっぱい
足裏刺激はとても優秀でおすすめです。
ぜひ今日からお風呂上がりの習慣にしてみてはいかがでしょう♪