
「禁煙したいなぁ」という気持ちがあっても、禁煙することによるデメリットが頭をよぎって踏み出せない人は多いんじゃないでしょうか。
喫煙者からすればメリットがあると思うからタバコを吸っているわけです。
僕も同じでタバコが吸いたくなる時のシチュエーションを考えると、なかなか禁煙に踏み出せませんでした。しかし実際にたばこをやめて感じたのは、
「禁煙前に考えていたデメリットはいらない心配だったな~」ということです。
そこで実際の経験から喫煙者が考える禁煙によるデメリットをこの記事で取り払ってあげたいと思います♪
貴重なリラックスタイムがなくなる

喫煙者からすると、タバコを吸う時間は至福のリラックスタイムです。
ハードな仕事の合間に一服する瞬間は、なんとも言い難い解放感があります。しかし! これはけっこう勘違いな部分が多いです。
たしかにこの解放感というのは、非喫煙者に比べて大きいものかもしれません。タバコを吸う人だから味わえる解放感です。
このカラクリはニコチンです。
ニコチンが取り込まれることで、脳からドーパミンという快感を得る物質が放出されるからです。ただ喫煙時には恩恵がありますが、たばこを吸っていない時間には害しかありません。
このニコチン依存によって、他の人よりイライラしたり集中力が切れやすくなります。少し時間が経つとすぐたばこを吸いに行きたくなってしまうんですね。
ようやく吸えるかも…と思っていたら忙しくなって吸いに行けなかったり。こうなると頭の中はたばこの事でいっぱいになります。
解放感を感じるのは、「頑張って仕事しててやっと一息つけた」というものより「やっと我慢してたたばこが吸えた」という部分が大きいということです。
タバコによる開放感ー普段のストレス=プラマイ0です。むしろ集中力を犠牲にしている分マイナスだと言えます。
至福のリラックスタイムの裏で、普段の集中力や心の安定を犠牲にしているということを覚えておきましょう。
タバコをやめると集中力も増えて、仕事の効率も上がるしストレスも減るはずですよ。
お酒の楽しさが減っちゃいそう

タバコとお酒というのは相性が良く思えます。
僕もお酒が好きなので、禁煙を始める時に不安なポイントでした。
お酒を飲んでいるときに思っていたのは、始めに少しだけ食べれば「タバコさえあればおつまみは別にいらないな~」という感じでした。
タバコが酒の肴のようなイメージですね。
飲み会なんかに行くといつもの2倍3倍タバコを吸っていたので、「タバコやめちゃうとお酒が楽しめなくなりそう…」なんて考えてました。
しかし! これも勘違いです、タバコを吸わなくてもお酒は十分楽しめます。たしかに禁煙し始めの二ヶ月くらいは、お酒を飲むとたばこを吸いたい気持ちが強くなります。
ですがだんだん慣れていってお酒を飲んでいても、「タバコなんて別にいらないな~」と思えるようになります。
まあよく考えればタバコを吸わない人だって普通に楽しんでますからね。そうなると以前と何ら変わらずお酒は楽しめますよ。
むしろタバコを吸わなくなってからの方が、しっかりお酒の味を楽しめるようになったかもしれません。味覚も敏感になりますし。
格好良く、たそがれられなくなる

う〜ん、これはなかなか致命的な問題に思えますねw
今の若い人たちはそんなこと無いかもしれないんですけど、ある程度年齢いった世代だと「なんとなくタバコを吸うのはカッコいい!」みたいな風潮があったんですよね。
これは昔見てたテレビや漫画なんかの影響が大きいのかもしれませんね。カッコいいシーンでは必ずと言っていいほどタバコをくわえた主人公がいましたから。
ちなみに僕はルパン三世が大好きなんですが、画面の中でいつもルパンや次元が物憂げにタバコを吸ってるシーンを見ながら「こいつら超絶かっこいいな!!」なんて思ってたものです。
だけど安心してください!
これは美化されているだけです(当たり前だけど)
たしかに一昔前だと、「タバコ吸ってる姿ってかっこいい」なんて思う人もいたかもしれません。しかし今は時代が違います。
外で物憂げな顔をして一人でタバコを吸う人を見かけたところで、
「なんだあの人…ポイ捨てすんなよ?ちゃんと携帯灰皿持ってんだろうな?」
くらいにしか残念ながら思われません。かっこいいどころか、迷惑がられたり怪しい目で見られるくらいです。
合コンに行っても、「ちょっとあの人煙いんですけど〜あの人だけは無いんですけど〜」なんてことになる確率の方が高いです。
少しセンチメンタルな気分になって、たそがれたくなったとしても、コーヒー片手に外に行けば万事解決です。時代は変わったのです。
友人との付き合いが…

親しい友人と遊ぶ時に、周りに喫煙者が多いからやめづらいな…なんて不安があるかもしれません。
でもタバコを吸う吸わない関係なしに、問題なくコミュニケーションはとることができます。別にタバコを吸うから仲良くなったわけじゃないはずですよね。
だからタバコをやめたってなんら変わらず付き合えるはずです。
僕の周りの友人もほとんど喫煙者だったんですが、偶然にもタバコをやめるくらいの時期に他の子も何人かタバコをやめていきました。
今では喫煙者の方が少ないくらいです。年齢的にみんなやめようと思い始める時期だったのかもしれませんが。
それでも喫煙者は年々減っています。
JTによる2017年「全国たばこ喫煙者率調査」によれば、成人男性の喫煙率は28.2%。成人女性だと9.0%しかいません。
どんどん周りから喫煙者は少なくなるので、いつまでもタバコを吸ってると逆に孤立してコミュニケーションが取りにくくなるかもしれませんよ。
完全禁煙の場所も増えてきてますからね。
仕事関係でのコミュニケーション

仕事関係でも同じような懸念があるかもしれません。
部下や上司、同期とのいわゆるタバコミュニケーションが取れなくなるかも…なんて思うかもしれません。
確かに限られた空間のなか少人数でタバコを吸うことで、少し言いづらい話ができたり普段取れないコミュニケーションをとることができるかもしれません。
ただし、デメリットもそこには存在します。タバコを吸わない他の同僚からしたらどうでしょうか?
匂いに関して不快感を持ってしまうかもしれません。
取引先の相手が非喫煙者の場合も同様です。そう言った人たちとのコミュニケーションはとても難しくなりそうですよね。
実はタバコの匂いは思ってるよりずっと強力です。喫煙者は慣れて麻痺しているので気付きにくいですが…
そもそも優秀な人の場合はタバコ無しでも十分職場でコミュニケーションを取れているはずです。
近年では嫌煙家の人も増えているので、仕事関係でタバコは限りなくデメリットだと言えるんじゃないでしょうか。
手持ち無沙汰になりそう

一対一で話をする時、タバコを吸っていると「間」があまり気にならなくなります。
というのも、間が空いた時にはタバコを吸えばいいですからね。タバコに逃げることができるというわけです。
この点はタバコのメリット…かと思いきや、実はこれも勘違いです。
喫煙者×喫煙者の場合だと、まあこれはあるかもしれません。しかし、喫煙者×非喫煙者の場合だとどう思いますか?
この場合だと、間が気にならないのは喫煙者だけなんですよね。非喫煙者は相手がたばこを吸っていても状況は変わりません。
むしろ、「相手はタバコ吸ってて何も喋らないから微妙だな〜」くらい思ってます。
喫煙者からしたら「無言の瞬間もタバコでカバーすれば無問題!!」とか思っちゃうんですけど。無言をたばこで逃げて楽してるのは喫煙者だけというわけです。
この瞬間に吸えたらな〜という場面

- めちゃくちゃ綺麗な景色を見たとき
- 感動する映画を見たとき
- ご飯を食べた後
- 朝起きてすぐ
普段だったらタバコが吸いたい! と思うようなたくさんのシーンがあります。
「そんな瞬間にタバコを吸えないなんて人生がつまらなくなってしまう!」
と思うかもしれませんよね。でも安心してください。
全てのシーンでタバコがなくても楽しめます。禁煙して時間が経つとともに、なんでタバコを吸ってたんだろうと思えるほどに。
まとめ

喫煙者が思っているタバコによるメリットは勘違いだったり、同時に生じるデメリットのせいでむしろマイナスになっています。
「タバコやめちゃうとな〜こういう時がな〜」というシーンは問題なく解決できるので、安心して禁煙に踏み出しみましょう。
大丈夫です。タバコがなくてもこの世界はとても楽しめますよ♪
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